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予測市場とは?
予想市場とは、スポーツや政治、経済など、ある事象が起こることを予想し、その予想にお金を投じることで、当たった時に配当を受け取ることのできる市場(プラットフォーム)です。
ちょっとわかりにくい表現ですが、ある物事における結果への予想に対し、ユーザーは金銭を投じ、当たれば配当を受け取ることができるという点でブックメーカーと似通った部分があります。
現在、予測市場の機会を提供しているのはオンラインのプラットフォームで、アメリカ発のPolymarketがよく知られています。。その他にもいくつかサイトはありますが、現時点ではこのPolymarketが最大です。

ここ数年で一気に注目を集める予測市場
予測市場の仕組みは?
予測市場がどのようなものかわかったところで、その仕組みを見ていきましょう。
上で述べた「Polymarket」のような予測値市場は基本的に「オンライン+暗号通貨での取引」という特徴があります。
つまり全てはスマホやパソコンなどのオンライン上のプラットフォームで完結します。ユーザーは、これらのサイトを開き、そこで任意の事象を選びます。
これらの事象は主にスポーツや政治の結果予想がありますが、そのほかにも株価の変動や天気など多岐にわたります。
ユーザーはその選んだ事象で、どの結果になるのかを選びます。その際に、あらかじめ入金しておいたデポジットから、その結果を選ぶのに必要な金額を払い込むことになります。
その後、選んだ予想が当たった場合は、その倍率に応じた配当を受け取り、当たらなかった場合は、ハズレとなり、配当を受け取ることはできません。
実際の例を見てみましょう!
予測市場では「シェア」単位で、自分の予算に合わせた任意の金額を投じることができます。
例えば「明日の東京の天気は晴れになる」という予想に対して、選択肢は「はい」または「いいえ」となりますが、これは「はい」「いいえ」という2種類のシェアが発行されていると言えます。
シェアの価格は、この予想の偏りによって1セント〜99セントの間で変動し、ユーザーはそのタイミングでの価格に基づき、シェアを購入します。
つまり「はい」というシェアが50セントだった場合、100ドルを投じたい場合は、200シェア買うことができます。80セントだった場合は、12.5シェアを買うことができます。
一般的に、人気がある(多数の人がその結果を予想している)ほどシェアの値段が上がり、人気がないほど(多くの人がそれを起こらないと思っている)ほどシェアの値段が下がります。
どうやって配当が戻ってくるの?
予測市場の最大の特徴は、「予測が的中した際には、一つあたりのシェアの価値が必ず1ドル(=100セント)の価値になる」という点です。一方で、外れたシェアの価値は0ドル(0セント)となります。
ユーザーの予想に対して配当が戻ってくるパターンは2つあります。
①結果が出るまで待ち、正しく予想していた場合
②結果が出る前に、値段が上昇したシェアを売る場合
です。
①正しい予想を選んで結果が出るまで待つ場合(満期精算)では、結果が確定した瞬間に、自動的にプラットフォーム上のウォレットに配当が支払われます。
上記の例の場合、当たるとシェアは1ドルの価値になりますので、1ドル x 200シェアで手元には200ドルが戻り、シェアを手に入れるのに100ドルを差し引くと、100ドルの儲けとなります。
②このケースは、ちょうどブックメーカーのキャッシュアウトと似通っていて、結果が出る前に、自分のシェアを売ることが可能です。シェアの価値が上がった時に、自分のシェアを売れば、購入時の価値の差額分の利益が出るというわけです。
ブックメーカーとの違いは?
さて一見するとブックメーカーの提供するスポーツベッティングと非常に似ていますが、実際にはいくつか大きな違いが存在しています。ここではそれらの違いについて見ていきます。
ブックメーカーでは、ユーザーは各結果に対してブックメーカー側が提供したオッズに対して任意の金額をベットします。
一方予測市場では、ある予想に対して、例えば「はい」または「いいえ」の選択肢がある場合、それぞれの選択肢を全体ユーザーのうち何%が「はい」もしくは「いいえ」を選んでいるかを見ることができます。
さらにこのパーセンテージの大小(=需要)によってシェアの価格が変動するため、例えば10,000円分で予想したい場合、それによって購入できるシェアの数が変わります。
これは、株の仕組みと似ている部分があるとも言えます。
ブックメーカーでは、ユーザーがプラットフォームの提示したオッズに対して、任意の額をベットします。その場合、例えば500倍などという超高オッズの予想をユーザーが当てた場合、ブックメーカー側がそのオッズに応じた配当を払い戻すことで、ブックメーカー側に大きな損害が出てしまう仕組みになっています。
一方、予測市場の場合、当たった人の配当は、同じ事象に対する予想が外れた人の分から分配されるようになっており、参加者同士の資金の動きで配当が成り立っていると言えます。言い換えると、プラットフォーム側は単純にユーザーが投票権を買う場所のみを提供しており、手数料を取ることで維持されているビジネスと言えます。

予測市場は違法じゃないの?
さて、仕組みがわかったところで、やはり気になるのはこの予測市場に参加することの扱いではないでしょうか。つまり、これがオンラインカジノなどと同様、違法なオンラインギャンブルとして扱われるのか、そうでないのかという点でしょう。
率直にいうと、この予測市場が誕生してから時間がたっていないため、これに関する法的解釈が定まっていないのが現状です。
つまりそもそもこれがギャンブルなのかどうか、という点すらも定まっていないのです。これは、PolymarketやKalshiなど、大手プラットフォームの拠点とするアメリカでも、依然として議論がなされています。
単純にギャンブルだと言えない理由はいくつかありますが、やはり上記で述べたブックメーカーとの違いが大きいと言えます。つまり、予測市場のプラットフォームはブックメーカーと違ってオッズを提供し、賭けの機会を提供する胴元ではなく、予想の勝ち負けで生じる金銭は、あくまでもユーザー間で動いているに過ぎないためです。
ただし現時点で、合法・違法に関わらずすでに予測市場をギャンブルとみなしている国もありますし、今後、日本を含む各国でも現在の法的解釈が変わってくる可能性もありますので、引き続き注視していきたいところです。

