ブックメーカーの投資収益率とは?
投資収益率(ROI)は金融用語で、投資から得られる利益を計る指標となっています。ブックメーカー投資における尺度として投資収益率の概念を適用するパンターもいます。
投資収益率はおそらく、ブックメーカー投資でどれだけうまく稼げるかを測定するひとつの方法としても使えます。稼いだ金額や単位を計算するより、投資収益率を適用する方がより実用性があります。
1ゲームにつき1000円を賭けるベッターは、1ゲームにつき50000円を賭けるベッターよりはるかにブックメーカー投資の収益率が上がります。
理由は、ベッターはそれぞれ異なる金額を賭けるからです。投資収益率の観点から言えば、ゲームあたり1,000円を賭けるベッターは、ゲームあたり50,000円を賭けるベッターよりブックメーカー投資の収益率が高くなります。後者は年単位でより多く稼いでいるとしても、投資収益率の考え方では投資金額に対していかに多くの利益が得られるかが重要になります。
投資収益率は、総収益から利益または損失を計算します。ブックメーカーの投資収益率は、1ベットあたりの平均利益を指します。
例1
総収益:50,000円
ベットしたゲームの合計数:150
純利益/損失:+ 10,000円
ROI = 120%
例2
総収益:750,000円
ベットしたゲームの合計数:1250
純利益/損失:+ 15,000円
ROI = 102%
例3
総収益:SEK 250,000
ベットしたゲームの合計数:2150
総利益/損失:-10,000円
ROI = 96%
ブックメーカー投資収益率の計算方法は?
投資収益率の最も簡単な計算方法は、純利益を総収益で割り算します。:
2,000(純利益)/ 100,000円(総収益)= 0.02 = 投資収益率 102%
-2,000円(純損失)/ 100,000円(総収益)=-0.02 = 投資収益率 98%
ブックメーカー投資収益率の評価は?
投資収益率が100%を超えるものは、プラスで、100%未満の場合はマイナスになります。また、オッズの値によって投資収益率は変動します。賭け上限の低い小さな市場、例えば小リーグに賭けるベッターは、賭け上限の高い大きな市場、例えばプレミアリーグに賭けるベッターより、投資収益率は高くなります。
大きな市場(主要リーグに賭ける)でのベットだけで100%を超える投資収益率を長期的に達成できれば、成功に値します。現実的には、ブックメーカー投資で十分稼げるパンターの数はごく僅かです。
ブックメーカーの投資収益率を適正に評価するには、ベットしたゲームの量が重要になります。2000ゲームにベットして投資収益率102%を達成したベッターは、200ゲームにベットして120%の投資収益率に達したベッターより、成功する可能性が高くなります。短期的には、誰にでもこの数値に達することができても、長期的に達成できる人はごく僅かです。そのため、適正な評価には賭けたベットの量が肝心です。